恋愛のやり直し方

座り心地の良いソファーに座り、立花さんが持ってきてくれたお茶を啜ると、緊張が一気に解れた。



今日のコトでなかなか寝付けず、寝不足だったことも手伝って、私はいつの間にかウトウト…と夢の中にいた。





「……綾、起きて!アンタこんなトコで寝るなんて、一体どんな神経してるのよ?」


フワフワした体が突然グラグラと揺れて、一気に現実へ引き戻された。





目を開けると、そこには呆れた顔の真理子が立っていた。



「あぁ。真理子」



「『ああ、真理子』じゃないわよ!こんな所でそんな無防備な顔晒して!何かあっても文句は言えないのよ?

自分は男に興味なくても、アッチはそうはいかないんだからね」




まるで母親のような口振りに、思わずプッと吹き出してしまった。





「笑ってる場合じゃないの。アンタ、何故だか男の好奇心を駆り立てる何かをもってるらしいから。自覚して!」


真剣な顔をして心配してくれる真理子に、今度は笑うことなんてできなかった。



「はい……スミマセン」




「分かればいい」と笑う真理子に、ホッとした。



真理子のご機嫌を損ねると、なかなか面倒なのだ。




「さて、行きますか」