恋愛のやり直し方

どのくらい飲んだのだろう。


油断すると瞼が閉じてしまいそうなくらい心地よくなっている。




食事の間も、デザートの間も私と友田の会話が途切れることは無かった。
どの話も楽しくて、頬の筋肉が痛い程笑った。




だけど、心地よい酔いに全てを預けられない理由が私にはある。
楽しい時間を重ねれば重ねるほど葛藤は増し、私に重くのしかかる。




残りわずかになったワインを私のグラスに注いだ友田が「これで終わりにしよう」と楽しい時間の終わりを告げた。






外はすでに陽が落ちて数時間が立っている。
シーンと静まり返った暗闇がどこまでも広がっていた。




店内もいつの間にか私たち二人になっていた。





「はい」



この夜がずっと続いて欲しいなんて少し思った自分に苦笑する。
すると、友田の手がスーッと伸びてきて私の頬を包む