恋愛のやり直し方

『見つかったらその時かな?そんなコトにも頭使うの疲れた』




どっしりと構える友田の態度に、なんで私が心配するんだと、馬鹿馬鹿しくもなる。




「じゃあ、大人しく仕事してればいいじゃないですか」




『うーん。まぁね』





歯切れの悪い友田の声にフーッと大袈裟にため息をついて、



「そこ、直に竜君が来ますよ?」



『げっ』




喉を潰した声がする。




「私、竜くんとそこで合流予定なんですけど」



『そうなの?』



「外で2時間くらい潰せます?取りあえず竜君が帰ったられんらくしましょうか?」




『できるアシだね森嶋さん』



「高くつきますよ」




『後程交渉させていただきます』




そして電話が切れた。
はぁー、と息をついてレジへ向かう。



でも、どこか嫌じゃない自分がいる。
友田の役にたってるのかな?と思えるこの瞬間。



無駄だって分かってるのに……