恋愛のやり直し方

ピッと携帯電話の電源を切る。


コロンとソファーに放り投げると、すごい達成感。

「遂に自由だー」っと叫びたくなるくらいに身体が軽い。





なぜ、こんな簡単な事今までやらなかったんだろう。
自由で気ままな生活なんて、今思えばいつも美奈や実の顔色を伺いながらの窮屈な生活だった




でも、今日終わって良かった。
立花さんに感謝。




足取り軽く冷蔵庫に向かい、念願のオードブルとワインを取り出す。
ふと、栓抜きなんてあったっけ?と不安になった。



備え付けの引き出しを端から開ける。




「あった」



そこには、見覚えのない栓抜き。
きっと、これも立花さんの仕業だ。




何から何まで……





家でコルクのワインなんて飲んだのはいつのことだろう?
いつも500円前後の安ワインだ。




せっかくなので、グラスも……と思って棚を漁る。
たしかブランド物のクリスタルグラスがあったはず。



綺麗に並べられた食器戸棚を開けると、すぐに見つかった。





「あ……」