止まらない。
涙はとっくに諦めたけど、自問することが……




だけど、どんなに問いかけても答えなんて出ない。





一人になりたい自分と、一人になりたくない自分。














どのくらいそうしていたんだろう。

気付けばどっぷり夜が更けていた。





どんなに頭を悩ませたところで、身体の本能はズルイもので、ギューっとお腹が鳴った。


それがなんだか滑稽過ぎて、急に考えることがバカバカしくなった。






「あ……」




すっかり片付いた部屋にいるせいで、忘れていた。
今日、引越しをしたことを……




「冷蔵庫……空っぽだ」






空腹に絶望的




だけど、部屋を出る時には中身を処分しなかった。