「明日、晴れそう?」


「明日も雨みたいだよ」




横でお皿を並べる私をチラリとも見ずに返事をする



――明日も雨なのかぁ







「なぁ、綾(あや)」


「なぁに?」





自分から話しかけておいて、テーブルにあるチューハイに手を伸ばし一呼吸する














「別れてくれないか」











「いいよ」









こうして3年に及ぶ結婚生活は終わりを迎え、私は『バツイチ』になった。