恋愛のやり直し方

背中で、ドアが閉まったのを確認すると、瞬間的に気が緩む。



一瞬目の前がグラッと揺れて、そばの手すりに身を任せる。





チカチカする視界。
ゆっくりと瞼を閉じる。





瞼の裏側ーー
真っ暗になった視界。


すると、急に昨晩からの出来事が、まるでスライドショーのように断片的に映し出される




「………っ」


ふと気が付くと、無関係に映し出されていたと思っていたそれらは、全て私目線の友田の顔だった。




そのどれもが私に向けられた優しい顔。





「……そっか…」





私が今日、ここに来たかった訳が分かった気がした。