『はい』とも『いいえ』と私の返事を聞くこともなく「行ってください」と運転手に告げ、友田は去っていった。
タクシーが去るのをぼんやりと見つめながら、今日1日がこの数年分の私の体験したことよりもはるかに上回る経験だったなぁとしみじみ思った。
マンションへと足を向け、ふと頭上にある自分の部屋へと視線を向ける
「………」
煌々と漏れ出る部屋の明かりにフーッとため息が漏れた。
あの明かりの下には実がいる。
正直、今日は顔を合わせたくなかった。
かといって、この時間から行くあてもない。
鉛のように重たくなった足を引きずりマンションへと入った。
タクシーが去るのをぼんやりと見つめながら、今日1日がこの数年分の私の体験したことよりもはるかに上回る経験だったなぁとしみじみ思った。
マンションへと足を向け、ふと頭上にある自分の部屋へと視線を向ける
「………」
煌々と漏れ出る部屋の明かりにフーッとため息が漏れた。
あの明かりの下には実がいる。
正直、今日は顔を合わせたくなかった。
かといって、この時間から行くあてもない。
鉛のように重たくなった足を引きずりマンションへと入った。

