恋愛のやり直し方

開き直って着けてみたものの、鏡に映った姿を見てギョッとする。


だって……布が足りない。






ここには自分しかいないのに、鏡に映る自分を見るのも恥ずかしくなって素早くワンピースを着る。




下着なんて見えるわけないのに、ソワソワした気分になる。




早く家に帰らなくては………







カチャリとバスルームのドアを開ける。
友田に見られるわけでもないのに緊張が絶頂。





「あの……」




友田は、さっき座っていたソファーに腰掛け、ぼんやりとテレビの画面を眺めている。

だけど、きっとその目にテレビの画面は映ってない。




目の前のテーブルには、既に空になったビールの缶が2本、ウィスキーのミニボトルが2本横たわっている。




ふと時計を見ると、私がシャワールームに入ってから随分と時間が経っていた。








「先生?すみません。随分時間かかっちゃいました」



その言葉に反応するまで数秒。
友田は視線をゆっくりとこちらへ向けた。