恋愛のやり直し方

「人の連れに何してんの?アンタ」




静かだけど、地を這うように低く冷たい声。
その声だけで私なら十分ビビって逃げ出すほど。




「あぁ?お前こそなんだよ。こっちは同意の上だぜ?お前の方がお邪魔なの」





同意の上?




「……そんなことっ!」




「震えて泣く女が?お前、人間欠落してる。そういうヤツは人と関わっちゃいけないの。親に教わらなかったの?」




「テメェ!何様だよ」



突然男が立ち上がり、こっちに向かってきた。
友田は私を背中にかくまいながら、ヒラリと身軽にかわす。





振り返りざまに、勢いのついた男の背中を蹴りあげた。
ドスンと派手な音と共に倒れ込む男。





「センセ!」



「竜、あっち」






その時、数人の制服を着たホテルマンと一緒に部屋に入って来た竜くん。
間もなく倒れ込んだ男はホテルマンに取り押さえられた。