恋愛のやり直し方

ザラついた感触は、気持ち悪い以外のなにものでもない。
ヌルリとあちこちに這わされる舌。






ここで拒否も含めて何か反応したら、この男の思うツボだ。
私は、自分が人形にでもなった気になろうと思った。



それだけが、今できる最大の抵抗だった。










男の手が体中をなぞる。
気持ち悪いその感触に、身をよじりたくなるのを必死で耐える。







ピクリとも動かない私に構うこと無く男はカチャリと自分のベルトに手をかけている。






いつの間にか裂かれたワンピースの胸元。
そこに男が顔を寄せる。





こんな時、意識をとばせたらどんなに楽なのだろう。
なのに、気持ちとは反対に冴える頭。





そっと目を瞑り心の中で、怖くない怖くないと呪文のように唱える。