恋愛のやり直し方

もう一度ドアを開けて中を覗きこむ。



息継ぎももどかしいくらいに没頭して読む竜くん。




うーん。その表情からはどちらとも読み取れない。
別に私が書いたわけじゃないけど、すごく気になる。




「そんなに楽しいもの見れるの?」



「きゃっ!」



突然背後から声を掛けられて、思わず持っていたトレーを落としてしまった。





「あーあ。竜の邪魔しちゃだめだよ森嶋さん」





誰のせいだと思ってるんですか!

キッと睨むと肩をすくめて「おお怖っ」と言う友田。




「あのぉ……竜くん――いえ……」



原稿気に入ってないみたいですよ?なんて言えるわけもなく、出した言葉を途中で飲み込んだ。



「なに?言い出した言葉途中でやめるとか気持ち悪い」


お風呂上がりのお決まり上半身全裸姿で、ソファーに腰掛ける友田。



見慣れては来たけど、やっぱりドキリとする。