恋愛のやり直し方

『上がった』ってことは、原稿を書き終えたってこと?




だとしたら、今朝の朝食のメニュー変えなくちゃ。

この2週間近く、友田の身体に温度のある食事は何一つ入っていない。




竜くんと作った冷製スープは、本人が意識して食べたのではないにしても、空っぽになっていた。

それから1週間、私は手を変え、品を替え冷製スープと軽くつまめる物でなんとか栄養ドリンクに頼ることなく友田の体調を支えた。






うーん。と伸びをしながら友田が書斎から出てきた。
後ろから竜くんが出てくる気配はない。




「あれ?森嶋さんいたの?」



「あ、おはようございます。いました。原稿終わったのですか?」




「うん。おかげさまでね。今竜がチェックしてる」



ファーっと大きな欠伸をしながらドスンとソファーにもたれる。





「お風呂入ります?食事今から作るんで時間かかりますけど?」



「うーん。じゃあ、風呂入ろかな?」