恋愛のやり直し方

それに気が付いたのは偶然。


それと、男と女の差があるのかもしれない。





「だけど、今までそれに気付いた人いなかったですから。綾さん自信持っていいですよ。誰よりもセンセのこと支えてます」




「竜くん……ありがとう」




竜くんの言葉は、私にはもったいないくらいだ。
たかだか食事の世話をしたくらいだから。


でも、自分で考えて行動したことを、こうやって褒めて認めてもらえるって嬉しくもあり、くすぐったい。





もしかしたら、これが仕事の醍醐味ってヤツなのかな?





「竜くんは、どうして編集者になろうと思ったの?」



「俺ですか?本が好きだったからです。あと、憧れです」



「憧れ?」


「俺にはゼロから物語なんて書けませんから。センセもそうですけど、作家さんたちは、ゼロから作りだすじゃないですか。この世に無かった物語を。それに憧れちゃってるんです」



少し恥ずかしそうに言う竜くんは、私には眩しい。

そんな風に思って仕事をしたことが無いから………





「いいね。私ももう少し色んなこと頑張ってみればよかった」