そんな時だ。


「ヨー。。。中村せんぱい具合どーですか?」


保健室に苺ちゃんが訪ねてきた。


どうやら2限目が終わったらしい。


。。。逃げ出したい。


つーか消えたい。


もう、死にたい。



そんな僕の心情などお構い無しに、頼子先生が野次馬根性丸出しにしてくる。


「いらっしゃーい!!」


声、ワントーンたけぇし。


僕にも、いつもその声で接して下さいよ。


それだけでは足りず、頼子が暴走し始めた。


「中村くんだったら、もうぜんっぜん大丈夫だからね!すーぐ連れて帰ってあげて!」


「なんなら家まで送ってあげて!」



捲し立てて、パーテーションを剥ぎ取る。


ついでに毛布も剥ぎ取る。


その勢いに、慌てて飛び起きると、先生が耳元で囁いた。


「おい、中村。エロいことばっかして、また明日ぶっ倒れるなよ。」


淡々と言った後、いつもの調子に戻り


「じゃあ、明日、念のため体調報告しに来てね♪」


な、なにを期待してんだ。エロ教諭!