残された僕は、さっきまで彼女がいたソファーで、ひとり身悶えるのだった。


泊まれば?と言わなかった後悔と、それはさすがに先走りすぎだろ?という、言わなかった安堵。


どちらにしろ、今日はキャパシティーがオーバーだ。


あの、苺ちゃんが、自分の彼女?




頭が混乱してくる。


ピーーーーーーーーーー


耳鳴りの音が始まり、また、いつもの頭痛に襲われる。


でも、処方薬が、いつもより少なくてすんだのは、苺ちゃんのおかげかもしれない。