「視えるんです」





「先輩、私……雨宮さんに体を乗っ取られそうです……」




廊下で待っていた先輩が、私の言葉を聞きクスリと笑う。

ちょうどいいじゃないか。と。




「どこがちょうどいいんですかぁ……」

「雨宮が入っていれば、『雨宮から救う』という名目でキミの体をあちこち触ることが出来るからね」

「へっ!?」


「……冗談だよ」




ニコッ と、無邪気な笑顔。
いやいや、ニコッ じゃなくて。

今、物凄いことをサラッと言いましたよねっ……!?

私の体をあちこち触る、って……あ、ヤバい、変な想像ばかりが膨らむ……。




「正直に言えば、今すぐキミの体に触りたい」

「ブッ……ちょっ、先輩っ……!?」

「キスしちゃったら、止められねぇじゃん」

「えぇ……!?」




わわっ……先輩が、迫ってきたー……!?

どうしよう、後ろは壁、前には先輩!! 逃げ場無し……!!








「……冗談だよ」







……はいぃ!?