「うぇーい。はい、今日はなんの日だー?」 やけにテンションの高い宮本先生が入ってきた。 初夏の昼下がり。食後の睡眠にはぴったりな時間。 窓際からのそよ風に髪をなびかせ、前を向いたばかりの星太の背中をぼんやりと見た。 背中広いんだ、とか。 多分、中学生にしては体つきがいいと思う。 やっぱモテるんだろーなぁ。 タレ目だし、眉はキリッとしてるし… 唇は薄くて鼻筋は通ってて。