キーンコーンカーンコーン… お昼休みの終わりを告げるチャイムがなった。 足早に自分の席に着いた。 「ナミネぎりアウトじゃね?」 相変わらず星太は私の前にいる。 体をイスごと私の席に向け、うつ伏せに近い状態からの上目使いで言ってくる。