「お前らさっさと席着け。

じゃ、前学期の学級委員は、W(ダブル)久遠に決定で。」



勝手に決まったのにも関わらず何も知らないみんなは拍手をくれた。


ここまで嬉しくない拍手は初めてだ。



「よろしくな。ナミネ。」


何の曇りもなく笑う星太を、あたしお得意の回し蹴りをお見舞いしてやろうと思ったのは内緒の話。