野球の魔法にかけられて。



あぁっ!!


大事なこと忘れてた……!!


係決めの真っ最中!!


あたしは、星太の方に向いていた体をこれでもか、と言うくらい黒板に向けた。


「うわぁっ……」


予想的中…


係の下は全て埋め尽くされ、生徒が座り始めていた。


これ、絶体星太のせいだ。