遅すぎた勇者

アンティ「へっ、こんな時にいつまでも過去のこと
     引きずっていられるほど暇じゃないんだよ!
     で、こいつはなんだ?」

リビア「退くぞ」

アンティ「・・・え?」

リビア「今は退くしかない」

アンティ「えぇ!?
     ちょっと待てよ!
     って、ボロボロじゃねぇか!」

リビア「あ、ああ、あいつだ」

アンティ「あの魔族にやられたのか?」

リビア「いや、とりあえず説明はあとだ
    とにかく城に急ぐぞ」

アンティ「おう・・・」