遅すぎた勇者

グラン王「魔導図書館のことはもう知っているな?」

リビア「はい、おかげでふりだしです」

グラン王「ハイチは魔導図書館前に倒れていたそうだ
     恐らく敵と交戦になったと思われるが
     ハイチほどの魔術師がそう簡単に負けるとも考えられん」

リビア「では相手は手負い、魔王軍が直接手をくだしに来たと・・・」

グラン王「しかし、ハイチと対峙した者のことが気になるな」

リビア「はい、国の中に魔族の回し者がいる可能性があります」

グラン王「気を抜くなよ
     それで本題なんだがリビアには西方軍の援護に向かって欲しい」

リビア「私がですか?」

グラン王「ああ、勇者について何か掴めるかもしれんからな」