仙道がパーティー会場から姿が見えなくなったのをしっかり確認する。
「パーティ開始早々災難だったわね。」
「私よりさっきの仙道さんには悪いことしちゃった。」
「仙道さんなら気にしなくても大丈夫よ。それより美紅。紹介するね。私の彼の要。
要。こっちが私の親友の美紅だよ。」
律が私と柊さんにお互いを紹介し始めた。
確かにこの状況なら自然とそうなる。
律の彼だしちゃんとお話はしたいけれど今はできれば早くこの場を離れたい。
「今日はわざわざ来てくれてありがとう。いつも律から話を聞いているよ。」
「こちらこそお招き頂いてありがとうございます。」
「いつも律から話を聞いているよ。」
「あら、一体どんな話をしているかのやら。」
当たり障りのない会話をする。
普段律から聞いていた通り人当たり良さそうな好青年という印象だ。
「今日はおいしい料理もたくさんあるから楽しんで行ってね。」
「えぇ。ありがとうございます。」
来たばかりで挨拶周りがあるのかさほど会話もせず、すぐに行ってしまった。
思ったより簡単なもので身構えてた分、拍子抜けしてしまった。

