エンドロール




本日の主役登場だ。


壇上で挨拶が先だと言っていたと思うけれど、こちらの方に先に来てくれたようだ。


「仙道さん。ご無沙汰しております。」


「要くん。今日はおめでとう。」


「本日は、私の為に参加して頂きありがとうございます。」


「こちらこそ招いてくれてとても嬉しいよ。

それにしても月日が経つのは早いね。

出会ったときはまだあどけなさが残っていたのにいつの間にかこんな可愛らしい彼女ができて、もう立派な大人だよ。」


「いえいえ。私はまだまだです。

仙道さんにはいつもお世話になっています。」


「はは。君がどこまで行くかこれからが楽しみだよ。」

何だろう。

はたから見たら当たり障りのない普通の挨拶なんだけどなんだかお互い腹の中を探り合っている感じが否めない。


「今後ともよろしくお願いします。

あまり大したおもてなしできませんが、今日はどうぞ楽しんで行ってください。」


「あぁ。そうさせてもらうよ。」