エンドロール




「それに、先ほどあなたのお宅にお邪魔させていただきました。」


「……はぁ!?ちょっと!!どういうことよ!?」

表情一つ変えずにさらっと言ってのけた。


「身内の者だと大家に言うと、すんなり開けてもらうことができました。」



「それわかってんの?立派な不法侵入よ。訴えてやる。」

大家も大家だ。

個人情報保護法はどうなった。大家として住人のプライバシーを守る義務を放棄してどうする。

何勝手に見ず知らずの人間を家に入れちゃってんのさ。

心の中でかつてない恨みつらみを吐き捨てて、大家へ向けて怨念を送り込む。


「それはお互い様なのでは?

それに思った通り、出てきましたよ。あなたの部屋からうちから盗った情報が。

少々悪い気もしましたが、メモリーカードや写真、そしてパソコン。情報が入っているものあるいは、入っている可能性のあるものをこちらで全て処分させていただきました。」

ふざけるな。なに勝手にやっちゃってんのさ。あそこにどれだけの価値のある情報データが保管されていたのか計り知れない。それを売り飛ばせばきっと当分の生活は困らないだろう。あとは、報酬交渉タイミングを見計らうだけだったのに。