「あなたは?」
「愚問だな。」
暫く冷たい空気が流れ、背筋にひやりとした汗がつたう。
「………そうね。で、帝王が直々に何の用?」
心臓の音が相手に聞こえてしまうんじゃないかと思うくらいうるさい。
だけど、こちらの緊張を悟られないように懸命に平然を装う。
「それはお前が一番よくわかってんだろ?
うちから手にいれた情報を全て出せ。」
「言いがかりはよしてよ。そんなの知らないわ。」
「あくまでしらを切り通すつもりか?」
冗談じゃないわ。
情報をそう簡単に渡すわけにはいかない。
この情報には私の今月の生活がかかっているのだから。
「知らないものをどう出せと?私が手にいれたっていう証拠でもあるわけ?」
そう言い捨てこの場を自然に去ろうとした。
しかし、私の行く先に男たちが立ちはだかった。

