エンドロール





そんな男の情報は、その手の業界の人間なら誰もが喉から手が出るほどの価値がある。



つまり、高く売れるということだ。



情報屋としての私はこんな風にネタ集めを始め、依頼や潜入まであらゆる活動をし、幅広くてしいる。



ときには、政治家。



ときには、警察。



ときには、ヤクザまで。



引き受けるか引き受けないかは報酬次第。


逆にそれ相応の報酬さえもらえれば大抵のことは引き受ける。


潜入や交渉、ハッキング等手段は多種多様。


狙った獲物は逃さない。


そうやって情報を高く売り、借金完済して私は晴れて自由。



……とまでは上手く行かず、以前よりは生活していけるようにはなったが、何せリスクが伴うから手あたり次第というわけにはいかない。

報酬と危険性から勘案して慎重に動く。

必要以上のリスクは犯さない。

それが私のポリシーだ。

選り好みしているからか、利子くらいなら返せるようになったもののそれでも借金は一向に減らず、借金取りは変わらずほぼ毎日のように家に押し寄せてくるし、母親も完全に家に寄り付かなくなったというのが現状だ。