エンドロール





ーー19時○×ビル前ーー



カシャッ……カシャッ……。



華やかな高層ビルが立ち並び、道路にはたくさんの車が行き交い賑やかな街の中心で、物陰から聞こえる微かなシャッター音。



「ごめんねー。個人的には恨みなんてないんだけど、こっちも生活かかってるから。」


レンズの先には、帝王と呼ばれる男がいる。



名前は水嶋 匡(ミズシマ キョウ)。



今回のターゲットだ。


若干24歳にして泣く子も黙る水嶋金融のボスで業界でその名を知らぬものはいないほどである。



冷酷、残忍、感情がない、世間が彼に対する評価は最悪。



しかし、それとは裏腹にこれがまたかなりの有能で倒産寸前の水嶋金融を立て直し、それどころか業界トップにまでのぼりつめた。



そして彼の手には、強大な力と富と栄誉が揃っている。