世間やマスコミではでは法定労働時間を大きく上回るほどの仕事を従業員に強いていたトラック会社が叩かれ、運転手はさも被害者の一人として取り上げられた。
だけど私たち家族にとったら、運転手も加害者同然。
なぜばしゃ馬のように働かされて可哀そうだとか会社に身を捧げたのに下半身不全になって可哀そうだとかそんなのどうだっていい。
なんなら当然の報いだとさえ思えてしまう。
あなたが少しでも抵抗していれば疲労が限界に達しながら勤務するなんてことなかっただろうし、少し仮眠でもとっていればあそこでお父さんを轢き殺すなんてことなかったはずだ。
事故現場にはお父さんをともらうたくさんの花束が置かれて、お父さんは慕われていたんだなということを改めて実感した。
お父さんの葬式にはたくさんの人が参列したし、たくさんの人に残念だったねとかあまり気を落とさないでと声をかけられた。
だけど、そんなのいらない。同情や哀れみの言葉なんて必要ない。
お父さんを返して。家族の幸せな時間を返して。
ただただ、恨みや憎しみが募っていくばかり。

