エンドロール




しかし、お母さんの様子を見て事実なんだって理解するのに時間はかからなかった。



それから、病院に行き冷たくなったお父さんを見ると、事実なのだと改めて思い知らされた。



そして、自分はなんて薄情な娘なのだろうか。



目の前でお母さんがお父さんにしがみついて泣き崩れているのに対し、私はそれを慰めるどころか涙一つ溢さずにただそこに呆然と立っているだけだった。



お父さんはいつも通り仕事が終わり駅から家に帰る途中だった。

警察の人の話だと横断歩道を渡るときちょうどトラックが走ってきて、赤信号にも関わらず止まる気配を見せず、そのままお父さんに激突。


即死だったそうだ。



犯人は連日3時間睡眠という働きすぎで疲れていたらしく、運転中に居眠りをしてしまっていた。

重傷は負ったものの、なんとか一命は取り留めたらしい。