「美紅ちゃん?」
だけど、そんな事情はこの場にいる人間には知らないことで、店長も私が想像以上に大きな声で割って入ったものだから、唖然としている。
「君は?」
「あ、あの……。」
会話に割って入ったもののつい発してしまった言葉に後悔して、収集のつけ方も問いかけられた質問にも答えることも出来ずにオロオロと焦りだす。
「彼女はうちで働いてくれているアルバイトの子です。」
そんな私を察して、代わりに店長が答える。
「美紅ちゃん。気づかずにごめんね。今日はもう帰っていいよ。」
「……すみません。」
その場で会釈して立ち去ろうと彼らに背中を向けた。

