エンドロール




一番避けなければならないのは誰かと鉢合わせになること。

幸い、この部屋には園長以外あまり人が立ち入らない。


「急がないと……。」


早いこと用事を済ませて退散しなければならない。


「確かこのあたりだったような気が……。」


さっき写真が置いてあった本棚とは別でもう一つ向かいに本棚があった。


その本棚の両脇の淵を持って、左右上下に動かしてみる。


すると左にゆっくりと棚一個分スライドした。


すると、目の前にはいかにもな下り階段が待ち受けていた。


「ビンゴ。」


潜入する前にあらかじめハッキングでこの施設の図面を手に入れていた。

それを見ているうちに図面に不自然な空間があることに気づいた。

隠し部屋か何かではないかと私は踏んでいて、社長の反対を押し切って強引に潜入を押し進めた理由でもある。