エンドロール




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side トシ


「あれ?園長、どうしたんすか?」


「あら。りょうた先生。」

盗聴で聞いていた通り、園長と仙道がそこに立っていた。

シーツ等の洗濯物を運んできてあたかもこれから洗濯物を干しに行こうとたまたまリンの部屋の前を通った体を装った。


だけど実際、休ませている火灯の代わりに仕事をしないといけないのは変わりないので装う必要もないのだが自然に見えるように振る舞うには十分だ。



そういえば直接仙道に接触したのは初めてだ。

どんな悪人顔かと思っていたが、想像してたより普通の装いだった。


「紹介するわ。こちらこの孤児院のオーナーである仙道社長です。」


「仙道です。君が今日から入った佐藤君だね。よろしく頼むよ。」


一瞬ジロりと足先から頭のてっぺんまで品定めされているような視線で見られたような気がしたが、すぐに笑顔で手を差し伸べて握手を求めてきた。