エンドロール




もしかすると私が思っている小宮 誠の人物像は実際と異なっていのかもしれない。

ただ聖人君子の仮面を被った凶悪犯の線は捨てきれないけれど新聞やニュースで報道されている事実は根底から違う可能性が浮上した。


「リンちゃん。私たちにも詳しいことはまだわからないの。

だけど、このままだと必ずまた犠牲が出るわ。

だけど、大丈夫。

リンちゃんやここの孤児院の子どもたちを必ず安全で優しい世界に連れていく。

約束するわ。」


”……お……して……た”


リンちゃんを抱きしめていると、耳に付けていたインカムから声が流れてきた。


「園長室に誰か来てるみたいだな。」


トシの一言で感傷に浸っていた気持ちが一気に現実へと引き戻した。


私はインカムに手を添えて、聞こえやすいように調整する。