エンドロール




「あの園長、一見人当たりは良さそうだけど多額の借金抱えてるらしぞ。」


確かに、朝子どもたちを講義に見送った後から園長室に籠ったまま出てこなかった。


だからこそ子どもたちの面倒を見る私たちが雇われたのだろう。


「てか、なんでそんなこと知ってるの?」


「灯に聞いたんだよ。」


「灯って誰?」


「朝、門で出迎えてくれてたメイドだよ。

今日、昼飯も作ってくれてただろ。」


「いつの間にそんなこと話せるくらい仲良くなったの?」


「別に。そんなんじゃねぇよ。」


確かに情報源は子どもたちや園長の行動、ネットワークの中だけじゃない。

これはかなり有益な情報提供者が思わぬところにいたかもしれない。