片付けが終わり、みんなで食堂に向うとそこにはトシが腰にエプロンを付けて年長組と料理を配膳している姿がそこにあった。
「いないと思ったら、何してんの?」
「見ればわかるだろ?
昼飯の準備してんだよ。」
一緒に子どもたちのお守りをしていたはずが、どうしてそうなったのか皆目見当がつかない。
「りょうたせんせー。
お姉さんは大丈夫?」
心配そうな目でらいとがトシに話しかける。
トシもらいとの目線に合わせてしゃがみ込み、頭を撫でる。
「おう。もう大丈夫だ。
らいと、いいか?良く聞け?
お姉さんのことは誰にも言うな?
いいな?」
「おとことおとこのやくそく?」
「おう、そうだ。
男と男の約束だ。守れるな?」
「ボク、おとことおとこのやくそくまもるー!」
「よし、いい子だ!」
何の話かさっぱりわからない。
そういえば、さっきフラっとらいとが一人で部屋に戻って来ていたけれど、それと何か関係があるのだろうか。
「ねぇ、なんのこと?」
「さぁな。」
そう言ってはぐらかされ、結局何があったのかわからずじまいだった。

