それにつられてテーブルの脚の間からしゃがんで覗き込むとそこには女が一人倒れ込んでいた。
「……!?」
すぐさまテーブルの向こう側に回り込んだ。
「おい!?大丈夫か!?」
死角になっていて全然気づかなかった。
上半身を抱き上げ、声をかける。
よく見ると門で出迎えてくれた無愛想なメイドだった。
身体はグッタリしていて、倒れるときに切ったのか腕からは血が流れていた。
「おい。しっかりしろ。」
意識を回復させようと何度か声をかけ、頬をペチペチと叩いてみた。
「……く…す………り……。」
微かに目を開き、声を発した。
「薬?薬がいるんだな!?どこにある!?」
「…ポケット…の……な…か……。」
「ポケットだな!?」
彼女のポケットに薬がないかエプロンの右側のポケットを外側から探ってみる。
右側のポケットには異物感が感じられず、左側も同じように探ってみる。

