「男には知られたくない秘密の一つや二つあるものなんだ。
らいとも男なら約束守れるな?」
今度はらいとの両腕を掴んでしっかり言い聞かせるように言葉を発する。
「よくわからないけどボク、おとことおとこのやくそくまもるー!」
このキラキラした真っ直ぐの笑顔は少し捻じ曲がってしまったオレにはすごく眩しく見える。
「よし!いい子だ!エライぞー!」
褒めるかわりにまた頭を撫でてやった。
今度はさっきみたいに宥めるような撫で方ではなくガシガシと豪快に撫でた。
流石に力が強かったのか「痛いよー…。」と言いながらオレの手を振り払った。
やりすぎたと思い、悪い悪いと言いながららいとの両脇を持って上へを抱き上げて立ち上がった。
「じゃあ、らいと。
一緒にみんなのところに帰るか。」
「うん!かえるー!」
自分の肩に座らせ、らいとの足を掴んで落ちないように固定した。
そのまま美紅がいる部屋に向かうと、らいとは喜んでいるのかきゃっきゃと上機嫌である。

