女の子の頭の上には大きなリボンで黒みがかった茶髪を一つに束ねられ、そこから流れる髪は背中にまで到達していた。
そして何より目を引いたのは、彼女の大きな瞳の色だ。
”オッドアイ”
向かって左瞳は髪と同じ黒みがかった茶色。
そして、右瞳には陽に照らされきらきら光る海の色と同じ綺麗なエメラルドグリーンだった。
その瞬間、仙道の実に良質なものが育ったから期待してくれという言葉はきっとこの子のことなのだろうと直感した。
そして、まだまだ小さい身体に胸元のリンと書かれたチューリップ型の名札をつけているのが、これからすくすく育っていくのだろうと想像させてくれる。
だからこそ、これからこの子の身に起こることを思うと心が締め付けられた。

