「みんな、今日一日先生を手伝ってくれるりょうた先生とみさき先生よ。
仲良くしてね。」
「「「はーい。」」」
人身売買の商品とされている子どもたちだ。
正直、荒んでいるだろうと思っていた。
だけど、予想とは裏腹に元気いっぱいで笑顔が溢れていて、拍子抜けした。
みんな比較的幼く、下は赤ん坊から上がだいたい8歳から9歳と平均年齢が低い。
みんなが率先して食器を片付けている中、お皿に人参を残して手が止まってしまっている男の子に目が止まった。
「どうしたの?
お腹いっぱい?」
「にんじんきらい。」
「こら、コウ!好き嫌いはダメっていつも言ってるでしょ!?」
それを見ていた女の子腰に手を当ててどこからともなくやって来て男の子を叱った。

