「明らかに怪しいな。」
「ここに映っているのが小宮 誠 本人よ。
小宮が従事していた孤児院は仙道が運営する“おひさま”。
その小宮が孤児院を退社する約1週間前に殺された女児宇都宮 マキちゃん(10)が里親に出されてる。」
美紅はオレの手からタブレットを受け取り、また人差し指で操作していく。
また、小宮と同様に宇都宮 マキのデータがスクリーンに映し出された。
「小宮は何しに一ノ瀬研究所へ?」
「わからないわ。」
今回のこの事件、孤児院と一ノ瀬研究所に何らかの繋がりがあるのは間違いない。
「もうすぐまた1人犠牲が出るわ。」
「なぜそう言い切れる?」
またタブレットを操作し、次は音声が流れた。
”わかっていますよ。御堂先生。”
“来週の土曜日、また例の夜会を開催するんだってね。
昨日、私のところに招待状が届いたよ。”
“はい。実は今回かなり良質なものが育っておりますので、これまで以上に先生にも喜んでもらえるかと。”
“ほぉ。仙道君のとこはみな上質揃いで嬉しいよ。
そろそろ新しい研究所に新しい被験体が必要でね。
楽しみにしているよ。”
”先生にそういって頂けて光栄です”

