腕を左右へ彷徨わせていると、何らかの物体を探し当てそのまま掴んだまま腹筋だけで元の体制に戻る。

そこでようやく鳴り響く音を止め、何時だろうと確かめるため右目だけ開こうと試みる。

乾燥するのは否めないが、何とか右目だけ開くことができた。

そのままスマートフォンの液晶画面を確認すると6:20と表示されており、また月曜日だということを知らされる。


学校に行かなくてはとそこでようやく起きる決心をつけた。


私は重い身体を起こして、布団の外へ身体を出した。

フローリングの床に足を置くと目覚めの一発代わりの冷たさが走りそこでようやく覚醒した。


部屋を見渡すといつもと景色が違うため、うまく働かない頭を回転させて昨日の出来事を思い出す。


「そうだ。私、部屋変わったんだっけ。」