「今回のことで私の能力が使えることはわかったはずよ。
あなたがこの交渉に首を縦に振るなら、私のハッキング技術も人脈も全てあなたの為に使うわ。」
「ふっ…。オレがお前ごとき小娘の力が必要とでも?」
「欲しいはずよ。私ほどの腕がある人間はそういないわ。」
「随分な自信だな。」
当たり前だ。
世界の名立たるハッカーたちを出し抜けるほどの実力を持ってるって自負している。
「一つ聞く。お前は情報屋だろう。なぜオレに頼む。
マスコミや警察に流すなり野党に売るなりやり方は他にもいくらでもあるだろう。」
「それじゃあだめよ。
腐っても御堂は政治家。どこに御堂の息がかかっているかわかったもんじゃないわ。
その点あなたは完全に御堂が敵視してる相手だからね。」

