エンドロール




「だけど、仙道と御堂の関係と研究所の情報を渡したはずよ。」

「いいか。交渉って言うのはWinWinであってこそ初めて成立するもんだ。

このディスクだけじゃ割に合わんな。

つまりこれは交渉とは呼べない。

わかったらさっさと立ち上がって出ていけ。」

彼はシッシと手の甲ををこちら側に向けてヒラヒラと前後に振った。

だけど、ここで素直に出ていったら後がない。

何としてもこの交渉を成立させないといけない。

それに、情報屋黒猫も結局この程度だと思われたまま。


それは、プライドが許さない。


しばらくその場で黙って考え込み、一つの結論に至った。


「じゃあ、私の情報屋としての能力あんたに使うって言ったら?」


「ほぉ。」

一瞬面食らったかのような表情をしていたがすぐに元の無表情に戻った。

そして、少し食いついたようだ。