思えば、この人体実験に利用されている子供たちも本来、普通の環境に生まれていたら当然今の私みたいにお洒落したり浮かれたりしていたのかと考えたらなんだかやるせなくなってしまった。
「見てしまったしな…。」
パンパンッと二回自分の頬を両手で叩いた。
私は覚悟を決めて自らの明日を守ることと気持ちよく明日を迎えられるようにと知らないほうが幸せだったと思わせるほどの案件に手をかけることにした。
そうと決まればすぐに盗聴器からの会話で研究所に新しい被験体が必要って言っていたなっと仕事モードに切り替えてパソコンの液晶画面に向かった。
そして、仙道のパソコンからそれらしき研究所の情報がないか、新宿周辺に御堂・仙道関係者が所有する不動産がないか調べていく。

