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「……いや…………やめて…………。」




深夜にも関わらず、星が数えるくらいしか見えない明るい都会の町。



その一角にある小さな住宅街。



その中に一際そびえ立つ高層マンションの最上階。



ベランダの空いた扉からから射し込む月の光。



風でゆらゆら揺れるカーテン。



真っ暗で必要最低限の家具しかなく閑散とした部屋。




その部屋の真ん中にこの世のものとも思えないほどの美しい顔、白いワンピースに身を包む細い腰、豊富な胸、長く綺麗な黒髪を持つ女。