「や、や、やった!!お母さーん珠蘭に合格したで!!なぁみてみて」
一気にハイテンションになった奏はお母さんがいる2階へと走っていった
「うるさい!って合格したん?
よかったなぁ、でも普通科で受かってて衛生看護科(衛看)では落ちてたりして」
合格通知の紙を持ちながら母は意地悪く私にいった
「そんなこと無いもん!ウチ編入試験は受けてないから、絶対衛看やもん!」
強気な発言した奏ですが内心は…。
《も、もしそうやったらどうしよ…。
でも普通科の編入試験は受けてないから衛看のはず!
大丈夫やんな?でもうわぁーー》
やっぱり小心者だった
「・・・デ、 カナデ!」
「はっはいぃー!」
お母さんがどアップでソウの前に立っている光景をみて驚きこえが少し裏返ってしまった
「もーなにやってんの奏早く着替えてらっしゃい」
うぇ?ないがなんだか分からなかった奏は不思議な声をだしてしまった
「 なにが“うぇ?”っよ
聞いてなかったの?
さっきお父さんが合格祝い買いに行くって言ってたから早く着替えて来なさい」
呆れながら言った母の一言に“あはは”と言いつつソウは3階へと姿を消した。

