「お父さん、おはよーまだ珠蘭からきとらんの、」
「おー奏おはよ、まだ来てないな」
「そっか…」
今私の心臓はバクバクしている
やれる事はやった
まぁ驚いた事と言えば、面接が2回あった事
《普通無いと思うんだよなー面接が2回もって》
そこでもヘマはしなかっし、自分をアピールする事は出来た。
もう、今更グダグダ言っても仕方ないや!!
あーでも落ちてたらどうしよう…。
倍率も高かったし
はぁー
滑り止めが無いから後が無いよ
どうしよう…
そんな事を考えているうちに
「奏ーきたぞ珠蘭から」
きてしまった
珠蘭からの合否の手紙が…。
お父さんからその手紙を受け取った私は未だに開ける事が出来なかった…。
もし"ダメだったらどうしよう"そんな言葉が頭をよぎる
しかし
その封筒は厚みをおびている
もしかしたらいけているのかも!
でも普通科の編入の分なのかなんて事ばかり考えていた。
「考えても仕方ないやんな」
奏は思い切って封筒を開けた

