「お母さん、今日珠蘭学院から合否のんが届くんやんな?」 「そうよ、下でお父さんが届くの待っているみたいだから、奏も下に行ってらっしゃい」 私は藤田 奏【ふじた かなで】 将来の夢は看護師になる事! その夢の第一歩の合否が届くんです。 そして、この一枚の紙が私の運命の分岐点 茨の道へと誘う物だとは私は考えていませんでした。